『EdTech』について

本日は、『EdTech』について調べてみました。

『EdTech』とは、教育(Education)× テクノロジー(Technology)を組み合わせた造語で、教育領域にイノベーションを起こすビジネス、サービス、スタートアップ企業などの総称です。
(その他に、デジタルやICT(情報通信技術)を既存産業に掛け合わせることで新しい価値を生み出す『X-Tech』。 『FinTech(金融×テクノロジー)』や『MedTech(医療×テクノロジー)』、『AgriTech(農業×テクノロジー)』などがあります。)

その中でも、2012年にアメリカから始まった「MOOC(ムーク)」は『EdTech』の代表的なサービスです。

インターネット上で一流大学の講義を無料で受講できること、一定の水準に達すれば修了証をもらえることから一気にブームとなりました。
MOOCにはスタンフォード大学設立のCourseraやハーバード・MITが設立したedXなどがあり、世界中で受講者を獲得しています。

edXで優秀な成績を収めたモンゴルの15歳の少年が、学費免除で米マサチューセッツ工科大(通称・MIT)に進学したエピソードはあまりにも有名です。インターネット環境さえあれば場所や時間を問わないオンライン学習は、教育格差の是正や生涯学習の推進など、学びの可能性を大きく広げています。

2014年には日本でもJMOOC(日本オープンオンライン教育推進協議会)が設立され、「gacco」をはじめとするサービスで国内の主要大学から講義配信が行われています。
また、MOOC以外にもオンラインで学べる英会話やプログラミングなどのサービスも増えており、子供から社会人まで多くの需要が生まれています。(その他に、schoo、Street academyがあります。)

このように、コロナ禍以前からオンライン授業について試行錯誤して研究・実施されてきていましたが、他国に比べ日本の進捗具合は遅いようです。

しかし、まだ遅くはありません。
「教育について」国民全体で考えていく今回が良い機会だと思います。

子供さん達の未来を明るくするために、先生・父兄・地域社会の方々それぞれに考え、力を合わせていく必要があると思います。
もう一度、『米百俵』の精神を思い出して…。

黒木 昭徳

黒木数理塾 塾長・講師

そろばんの街である我が妻の故郷、小野市の数学離れをなんとかしたいと考え、2018年4月に理数専門の学習塾を開業。大学の数学まで指導する事ができ、高校においても合格が難しい生徒達を何人も合格させてきた実績あり。これまでの30年の指導経験上、数学の成績が上がると他の教科も上がることが多く、数理に特化した学力の向上を目指している。

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