サラリーマン時代の経験談

本日は、表の履歴書としては、珍しく10年以上勤務する事が出来た『福田道路㈱』時代の話をします。

当初は、関西(兵庫県小野市)にアスファルトプラントを建設するため化学科卒業の人材を募集しているという事で品質管理として採用されました。
その後、研究所・千葉プラントでみっちり配合設計のイロハを教えていただき、トウレキ合材工場(東播瀝青の略)で、品質管理を行っていました。

その時、JH(日本道路公団:現NEXCO)に合材を出荷することが出来ない事態(元請:K道路・ホイールトラッキング試験で強度の及第点が出なかった為)になってしまいました。
しかし、道路公団の試験所にDS値(ホイールトラッキング試験値)の及第点が出るまで、材料を色々変えて何度も通いました。
最終的にストレートアスファルトの60℃粘度がDS値に影響を与えていることが判明し、報告書を書かせていただきH課長・M主任・I検査員の方々にねぎらいの言葉をかけていただきました。

そのおかげで、次の年、阪神淡路大震災で福田道路㈱が中国自動車道で工事を請けをった時、初めて合材を出荷する事が出来、その後次々JHに出荷出来るようになりました。

その後、千葉プラント・本社技術部・研究所と勤務地が変わり、本社勤務の時に、『第24回日本道路会議』の論文を東京国際フォーラムで発表させていただき、また、岐阜県の『ペーブメントぎふ』でも書かせていただきました。
とても、良い思い出です。

生徒さん達も、感想文や作文を嫌う人がいますが、書くことを続けていれば段々慣れてくると思います。

黒木 昭徳

黒木数理塾 塾長・講師

そろばんの街である我が妻の故郷、小野市の数学離れをなんとかしたいと考え、2018年4月に理数専門の学習塾を開業。大学の数学まで指導する事ができ、高校においても合格が難しい生徒達を何人も合格させてきた実績あり。これまでの30年の指導経験上、数学の成績が上がると他の教科も上がることが多く、数理に特化した学力の向上を目指している。

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